イヤトレ各種・レベルごとの修了アンケート

氏名(Mr.A.O) 年齢(58才) 楽器(Trumpet、Flugelhorn) 演奏歴(約30年)


学校(東京理科大学) 学部(理工学部-情報科学科) お住まいの地域(千葉市)

それぞれのレベルをみごとクリアされて
現在はCall & Response チャート =アドリブする為の
閃きの音感チャートに入りました。

今に至る迄に制覇された各チャートにつき、
ご感想やエピソードがありましたら宜しくお教え
ください。礼。



①定番のイヤトレD-d90チャートを12keyで全てエラーゼロ制覇達成。

初にイヤトレを始めたのが2017年3月19日、
そしてD-d90チャート(1オクターブ内の
低いドから高いドまでの音がTempo=60,80,90で鳴る)を
12Keyの音源に対してエラー無く 言い当てるのを全て制覇できたのが、2018年1月28日(約10カ月後)でした。

=HPのとおり出来るところからひとつずつ範囲を広げて行けば必ず移動ド相対音感が身に付く事が証明されましたね、
ひとえにご本人の頑張りのお蔭です。つまり、ご自身の音楽に抱く情熱が成功を勝ち取った訳です。おめでとうございます!





レッスンは、最も集中しているスケジュールの場合でも週1回のペースにしていただき、
約10カ月かけて、結果的に2時間×32回のレッスンのプログラムとなりましたが、根気よく進め

D-d90チャート制覇まで26回のレッスンで到達できました。

=現実的には大人になってから移動ド相対音感に仕上げる事は不可能とされています。

sonicで認める移動ド相対音感とは、当たり前に音が移動ドの階名で聴こえてしまうネイティブと同じ反応スピードで
しかも、不特定多数なランダムな音のシャワーを全てエラー無しに言い当てる音感の事を言います。

つまり音楽性を排除した音の羅列を瞬時に階名で唄える人を人々は「あの人、音感あるね!」と印象付け仕事に繋がる訳です。
一般的に従来イヤトレで行うソルフェージュ教材でいくら100点であっても仕事では全く使えない理由がそこにあります。






残りの6回は更なるステップとして『枠外し(オクターブを跨ぐ範囲)』に進みました。

=一旦出来てしまうと、その音感が当たり前になります。すると更なる不特定多数な状況でも正確に反応したくなる訳です。
sonicのイヤトレはこの様に、出来るところからひとつずつ確実にネイティブな移動ド相対音感へといざないます。





人によってペースが異なると思いますが、僕の場合は毎日のように通えないため少々時間がかかってでも
確実に身に付けていきたいと考えて取り組みました。

=そうですね、ご自身にとって納得のいくペースがベストです。
無理なく通える環境と、sonicの音感プログラムは敢えてホームワークは出しません。

ご自身の好奇心が芽生えた時、ご自身の工夫でいろいろ試してみる!が一番、自分の事として身に付くからです。
そしてsonicに来た時にはスコアの更新進化に向けて少しのタスクプレッシャーをご自身の判断で設定しながら、
ご自身が決めた目の前の目標クリアに夢中になります。

その夢中な有様を傍で観察しながらエラー箇所をリアルタイムで記録して苦手な音の飛びの箇所をフォーカスします。

治癒力で治ればそれがベストですが、
なかなか完治しない場合はこちらのリモート操作でその苦手な箇所のみを集中治療する事で
全てのランダムな音の並びが反応できるまでの正確なデータを脳に蓄積する事が出来ます。

これを根気強くお互い信頼信頼し合いながら、そしてご本人の脳の進化を一緒に温かく見守りながら進みます。






最初は、音源から鳴っている音が階名で聴こえるような感覚は全くなく、
Tempo=60
でも即 音に反応するまでに時間がかかりました。

=はい。一般的に音感の無い人はその状態の事を指します。
つまり、あらかじめ正確な音データの蓄積が反応出来るまでの許容量に達していない状態を意味します。






僕はSonicのイメフィン(イメージフィンガリング)とアドリブのレッスンを受けていたので、当然、
移動ドで演奏できると自覚していましたが、イヤトレを始めたのは吹く前に頭の中でイメージすること
(つまりフレーズの発想)に、正しい相対音感でしかも階名でフレーズを発想できれば、
アド
リブの内容が格段に洗練されたものとなると思うようになったのがきっかけです。

=はい。よく気づかれましたね。祝!ご自身の中の自然な必然性の流れがそこにあります。

理想的には、自由にアドリブが出来る様になると、自分のフレーズ、個性について、その思考回路神経が行き届く様になります。
そして、自分が言いたい事、演奏したい事と、論理的に機械的に指を動かして鳴る音との違いの違和感について感じ始めます。







自分でそのことに気が付くのがとても遅くなってしまいましたが、「自分が音楽と良い関係で
いるには必要な事だ」と考え、Sonicのイヤトレに取り組むことにしました。

=いえ、決して遅いのではなく、それが自然です。理想的な進化の図です。

人によっては初めからその理想的な道筋をschool programでご要望される方もいらっしゃいますが、
こういう風に、ある意味、良い状態で野放しにしていても気づかれる方は気づきます。

そういう人はご自身の分析能力が優れた方で
音楽を創作する上で大切な素養の持ち主である事を感じる訳です。







音に階名で反応する(声を出して階名を答える)のにTempo=90にもなると余裕などないため、
反射的に感じた通りに直感で答えるしかありません。

=はい。それがネイティブ=当たり前に音が階名で聴こえてしまうネイティブな移動ド相対音感です。

音が何だったか考えて判断してから答えることが未だ許されるTempo=60とは卒業する事を意味しています。








何も考えずに音を感じた通りに階名で声に出して答える動作(反応)を、12Keyでひたすら繰り返します。
不思議なもので、最初は出来なくても訓練すれば反応できるようになることをここで
学びました。


=はい。音感は文字通り、「音を感じる」ですので、そこにはタイムラグはありません。
一旦、考える脳が働くとリアルタイムに反応出来ない様にテンポが絶妙に設定されています。








せめて1オクターブ内の階名くらいは即反応できるようにしたいと思ったので、D-dのチャートは
最低レベルだと考えひたすら取り組みましたが、慣れてくると人間は欲が出るもので、

自分が
トランペットを吹く時のアドリブの発想につなげるには、『1オクターブの枠を超える(つまり”枠外し“)
の発想』が必須なため、更に『枠外しの音が判るようになりたい。』という願望が生まれ、その事を
先生に伝えたところ、次のステップは『枠外し』ということになりました。


=はい。既にそう来るだろうと用意していました。
sonicはこの様に必然性を感じられる様に誘い、そのとおりの処方箋が用意されているところが特徴です。






②オクターブの枠をはずしたチャートを12keyで全てエラーゼロ制覇達成。

イヤトレの 『枠外し』は1オクターブ内の時と違って、基準のD(ド)の音を跨いで上下に広がり
のあるInterval(音程)になりますが、『枠外し』に入った途端にハードルがとても高く感じました。


=そのとおり。以前の様にそのキーの「ド」の音を省いたランダムな音のシャワーですので
最初はいきなり足元が感じ取れない宇宙空間へ放り出された様に感じられる筈です。祝!







前のプログラムの規定回数の終盤からこの『枠外し』を始めたので、2017年11月26日から
2019年5月19日の1年半位かけての取り組みになりました。

=この辺から現実的な移動ド相対音感の始まりです。エキサイティングな2時間を共に過ごします。






時間がかかっても確実に身に付けたい想いは変わらないので、気長に取り組むつもりで辛抱
強く進み、その結果、レッスン回数はなんと2時間×41回という膨大な時間を費やすことになりました。


=膨大とは言っても、音大の4年間に比べると、あっという間の出来事です。
それを証拠に音大卒の方が多くこのイヤトレに通う訳がこの現実的な移動ド相対音感プログラムの魅力とも言えます。

前記した様に、通常の一般常識では
幼少期から音感を育んだ移動ド相対音感に対して、大人になってからの、移動ド相対音感の獲得は現実的に不可能とされています。

そして多くの音大生が抱える悩みとして、
固定されたCから始まるドレミだけで反応する様に教育された人々は、現代の音楽には必須な
ドが12種類の高さで移動する、移動ド相対音感(Movable Do relative pitch)が出来ずに苦しんでいます。

私は多くの皆さんと同じように固定されたドの音感で幼年期から育ってしまいましたので、
バークリーに行きその相対音感を12種類の移動ドに修正する為に何年も掛かりました。 

そういう、特に日本の教育状況の中で2時間×41回で移動ド相対音感、しかも(枠はずし)のランダムな音の羅列を
ひとつもエラーなく階名で言い当てられる事は奇跡的な、しかし、こうして現実的に快挙を遂げられた事を羨ましく感じています。








因みに、レッスンの頻度は集中期でも週1回ペースで、間が空く時は隔週又はそれ以上
という時もありましたので、やり方によってはもっと短期間で済んだのかもしれません。

=はい。ひとぞれぞれご自身の置かれた状況や症状によってスケジュールや処方チャートが用意される為、
進化の経過を閲覧する事は出来てもご自身と比較する事は無意味である事がお解り頂けると思います。






幼少の頃から音感トレーニングを積んだ人であれば難なくこなしていける内容なのだと思い
ますが、全くトレーニングを受けたことがない僕はゼロからのスタートだったので、

=はい。先に述べた様に凄いですね!快挙です。祝!!これも何もかもご自身の音楽に対する情熱が成せる技だと感じています。祝。





自分と先生(コーチ)というトレーニング環境の中で、どうしたら僕に『枠外し』の音感が身に付くか?
という難問を試行錯誤しながら、いろんな方法でイヤトレを積んでいきました。

=そうですね、症状に応じて。必要であればその細かな症状に適合したチャートを新しく作ります。






時には落胆もしましたし、先生に呆れられながら練習方法を工夫したり、苦手なInterval
だけを抜き出してそのフレーズを曲にして歌を作り、先生の伴奏で録音しながら唄い込んだり、
いろんなトレーニングを体験しました。

=はい。人間対人間ですから、微妙なところはマニュアル操作でリアルタイムに対応します。






一番良く『枠外し』のIntervalに反応できるようになったのは、
Do(ド)をとても強く意識(頭に
Dを長く記憶)できるようになった頃の
Tempo=20の音源に取り組んだ時期だった”と記憶しています。

=祝!そうですね、ネイティブな移動ド相対音感の持ち主は、無意識にその音の並びからドを感じ取ってしまいます。
そうする為には、音の質感や自分にとっての役割をじっくりと深く感じ取る為に極力Tempoを落とします。

この方が音を拡大して感じ取れる分、記憶の溝が深く残ります。
すると、早くなってからもその深い記憶したデータが間違いなく反応してくれます。

とかくTempoを早くしたがりがちですが、最初から早くすると目の前をかすって通り過ぎる人の様に
印象が薄い為、記憶に残らないままの繰り返しになりエラーがいつまで経っても消えません。

アドリブの練習もそうですが、恐れずにゆっくりと深く音楽のストーリー性を味わいながら
練習すると、たとえテンポが速くなっても思考回路がぴったりと寄り添って回転してくれます。

つまり、如何なるテンポに対応できる様に練習するには最初は
ゆっくりと時間を拡大して物事を隅々まで感じ取る作業が正攻法である事を意味します。






そして、遂に待望の『枠外し』(Tempo=60)を12Keyで制覇することができ、長い道のりで
したが、やっとオクターブの枠を超えたIntervalの音感を感じとれるようになりました。

=遂にやりましたね、凄いですっ!頑張りましたねっ!祝!!!





今では自分の演奏を自分で聴いた時に、その感じ方もだいぶ変わってきたように思います。
今では自分の良いところや悪いところが、前よりもはっきり区別できるようになったと感じています。

=やっと現実的に自分の音感が信じられる様に成長したという事を意味します。

そう、現実的にこの様なプロセスを経ると、大人になってからでも真の移動ド相対音感になれる事を証明してると思います。






③Ⅱ-7 Ⅴ7 コードとのバランス感覚を養う為のフレーズキャッチ・チャートを12keyで全てエラーゼロ制覇達成。

アイオニアン・ダイアトニック(ID)Ⅱ-7 7のイヤトレは、2019年5月19日から7月28日まで
2時間×5回取り組みましたが、ランダムのKeyでバックにⅡ-7 7のコードが鳴りながら、
メロ
ディのフレーズを階名で言い当てるもので、Ⅱ-7 7なので自分の演奏にとても役に立つイヤトレだと思いました。

=目的はドレミファソラシド、それぞれの音の持つ意味合いや役割を自分なりに知り尽くす。という訳です。

バックにはドレミファソラシドだけで作られたコードが鳴り響きます。
現実的にアドリブは特にコードをバックに演奏しますので、コードとの相対的なバランス感覚を養います。
更に現実的なイヤトレに入りましたね、祝!







-7 7のコードの響きにメロディが乗った時に、どんなサウンドに感じ取れるかを音(階名)と
-7 7とのバランスを感じながら、
20問の音源を言い当て最終的には階名を即答できる(1発
で言い当てる)までに訓練します。

=はい。アドリブはその場の反応と閃きが命ですので1発で言い当てる音感に達する様に仕上げます。





先生が横で僕の声(階名)を聴いており、僕が階名を言い当てるまで何回もリピートを延々と繰り
返します。横で聴いている先生も、答える方もとても根気が要る作業です。

=答えを教えるのは簡単ですが、自分で探し当てた時の至福は格別です。
その、探し当てるというエネルギーが日常でも当たり前に出る様に習慣付ける事が目的です。





ポイントは、Ⅱ-7 7とのID(アイオニアン・ダイアトニック)とのバランスですから、答えを見ずに
自力で判るまで続けることが重要です。特にドミナント7th(Ⅴ7)の感覚がつかめて来ると自分の
演奏でもエラーしなくなっていくと思います。

=そういう事。音感は理論脳がリンクすると更に感度が上がり更にその先の発想や閃きに繋がり易くなります。





驚くことに、最初はリピート回数が3桁というあり得ない程かかっていたものが、回を追うごとに
進化し、即答できるまで感覚が身に付いていきました。

=そうです。ここはお互いに忍耐が要るところですが、ゲットした時の至福が味わえる様に耐えながら応援します。





勿論、自分が苦手だと思うIntervalは意識的に自己練習したりしましたが、
最終的に20問を
ランダムな順番でも即答できるまでになりました。

=凄いです!このレベルの移動ド相対音感は、必ずご自身のアドリブに直接関わる事が出来ます。





養った感覚は、Ⅱ-7 Ⅴ7の演奏にかなりプラスに影響すると感じています。

=祝!!!






④現実的に12キーで移動ド相対音感になるにはストレスフリーを管理されながら高効率で苦手な
キーを克服する手立てが必要です。
総合的に観て、sonicのイヤトレの理念とその効率性についてご感想をお願い致します。


僕の場合、アドリブ演奏とイヤトレの関係に気付くまで時間がかかり、イヤトレに必然性を感じて
いなかったことに起因し、かなり出遅れたイヤトレのスタートとなりました。

=上記した様に、理想的な必然性の流れの道筋です。祝。





アドリブの演奏に拘りを持てば持つほど、個性的な自分でありたいと思うようになります。

=そういう方は、この先とても楽しみになります。 祝!!!





7の捉え方ひとつとっても、オルタードスケールをどのように使うか悩み始めたりしますが、
単に
スケールを吹けば良いわけでなく、いかに印象深いキャッチーな演奏をするか、
それは自分の
好みや判断、つまりイヤトレとコード系で習得した基礎を源とした表現に行き着くと思います。


=そう、これも先に明記したとおり、音感と論理的な思考回路が同期する事が理想な姿です。

あとは、理論頭よりも先に自分の音感を信じて衝動的に振る舞う!それがインプロバイザーです。
この一連のイヤトレは自分が信じられる音感に仕上げる。という事がこれでお解り頂けたと思います。祝!







Sonicのイヤトレは、幼い頃から身に付けられるような環境で育ったわけでもなく、
既に年齢を
重ねてしまった人でも、トレーニング次第で音感が身に付くということの証明だと思います。

=ありがとうございます。この修了アンケートで証明されましたね、礼!
sonicは皆様の修了アンケートのお蔭で成り立ち、研究が続けられています。





不可能とされている音感ゼロの人間が、音大に通うでもなく、最も集中した期間でも週1回の
ペースで約2年半レッスンを続け、
総合で2時間×78回のレッスンで
12KeyのⅡ-7 7イヤトレまで修了し、
今では「
Call & Response チャート =アドリブする為の閃きの音感の実地」に取り組んでいます。

=更なる現実味を帯びた、もはや実地の音感チャートですね、エキサイティングになって来ました。祝!!!





実践に役立つ感覚を、時間的、金銭的にも格段に高い効率で、音楽するための音感として
養っていると思います。音大に通っていたら、普通こんな成果は得られないと思います。

=はい。客観的に無理だと思います。前にお話しした通り、この私が生き証人ですから。。
音に対する客観的な正確なデータの積み重ねがある程度定着すると反応し始めます。
そのデータ蓄積量を効率よく積み重ね、12キー分け隔てなく仕上げる研究の思想がsonicの最大の特徴と言えます。






自分の演奏の質に拘りを持ちたい、これから持とうという方は、是非ご検討されることをお薦めします。

=はい。そうですね、自分の音感が信じられてこそ出来る「こだわり」というやつです。「こだわり」=個性に繋がります。



貴重なアンケートを有難うございました。礼。  沢村